誕生石

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誕生石を身につける習慣が初めて広まったのは18世紀のポーランドです。
移住してきたユダヤ人の宝石商が誕生石の仕掛け人と言われており、これが商用の誕生石の起源だと考えられています。
当初、利用される宝石は宝石商によって異なっていましたが、1912年8月にアメリカのカンサス・シティーで開催された米国宝石組合大会で統一されました。

日本の誕生石は、アメリカのものを基準にしていますが、国内の事情を反映させて若干の修正が加えられています。
3月には桃の節句があることから桃色が美しいサンゴが追加され、新緑が美しい5月には、古来から日本人に好まれている緑色のヒスイ(翡翠)が加わっています。

誕生石

1月 ガーネット
2月 アメジスト
3月アクアマリン、さんご
4月ダイヤモンド
5月エメラルド、ヒスイ
6月パール
7月ルビー
8月ペリドット
9月サファイア
10月オパール
11月トパーズ
12月ターコイズ

参考 :誕生石一覧

12種類の宝石を選定して特別に取り扱う風習は、もっと古くから存在していました。
聖書(旧約聖書と新約聖書)には、石に関する記述が200カ所以上も登場します。
そのうち、誕生石の起源と考えられているものが2つ存在します。
旧約聖書の「出エジプト記28,15-30」では、ユダヤ教の高僧が着用した胸飾りが紹介されています。胸飾りには、12種類の宝石が3個ずつの4段の列をなして、縫いつけられているそうです。
新約聖書の「ヨハネの黙示録21,18-21」では、聖都エルサレムの城壁の様子が紹介されています。城壁には12の門があり、それぞれ異なる12種類の宝石で飾られていました。
これらの12種類の宝石が誕生石の基となったという説が一般的です。
実際、1世紀のユダヤの歴史学者ヨセフスは、著書の中で、ユダヤ教の高僧の胸飾りで使用した12種の宝石は12星座と関係があると説明しています。

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参考;出エジプト記-祭司の衣装

更に歴史をさかのぼってみると、
紀元前6世紀頃、メソポタミア地方では、バベルの塔で有名なバビロニア帝国が栄えていました。バビロニア人は数学や天文学に長けており、12星座を選び、占星術の基礎を築きました。

そして、宝石と12星座を関連づけたと言われています。