Mining Place (20years ago) / SriLanka

写真は20年ぐらい前のスリランカの鉱山の写真です。

スリランカの地層は数億年前に火山岩としてできた玄武岩溶岩の中にサファイアの結晶が取り込まれたものですが、長年の風化で母岩の中のサファイアの結晶が残って流され、河川の砂利の中に堆積しました。
その後砂利の層の上に土壌が堆積したため、宝石の採取には畑や田んぼを、時には18mにも達する深い井戸のような穴を掘って砂利の層から宝石を採取しています。
この砂利の中には、サファイアとは全く成因の異なるペグマタイト脈からのアクアマリン、トルマリン、トパーズ、ジルコン、ガーネット、クリソベリルなど数十種類の多彩な宝石が含まれています。
これは、スリランカが地質学的に複雑な歴史的背景を持ち、様々な成因からなる宝石が砂利の層の下の漂砂鉱床に集まっているためです。